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1日1分、経絡やツボをさわって流して未病予防

皆さん、お元気さまです。東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

私が日々勉強している東洋医学の観点では、心とカラダに影響を及ぼす一つの要素として「経絡」や「ツボ」があります。

これから皆さんに、1分で読めて、1分セルフケアするだけで、ご自身の健康への気づきが得られ、簡単に未病予防ができる対処法をお伝えしていきます。

【腕の滞りはどこ?その10】

前回は【連載】1分で読める!健康への「気づき」~「心経のチェックポイント」とは?~にて、心経の役割を紹介しました。

今回は、車酔いや冷え、むくみ、片頭痛などにお悩みの方に、ぜひ知っておいていただきたいツボでもある三焦経(さんしょうけい)について説明しますね。

■友人の車酔いの養生に効果絶大の「ツボ」の話

私は趣味で、よく山登りに行きます。

先月、車で山梨県にある金峰山へ友人と登山に行った時、カーブの多い山道のせいで、友達が車酔いしてしまいました。

登山口の駐車場に着いた頃、かなり気分が悪くなり、友人はとても登れる状態ではありませんでした。

そのとき、私が彼の膝裏のあるツボを押すと、案の定、激痛!

1分ほど、手にあるツボと膝裏の激痛点をほぐすと、吐き気がすっと楽に。頭痛も収まり、膝裏の痛みも消えました。

その後、彼はルンルンで登れるようになり、無事登頂に成功。

その時、私が押した膝裏のツボ(経穴)(けいけつ)は、三焦経の「委陽(いよう)」、そして、使った手のツボは、三焦経の「中渚(ちゅうしょ)」でした。

三焦経は全身の体液の循環を司る経絡で、全身の水分をコントロールする働きがあります。

三焦とは、全身の膜のシステムです。臓器の周りの網膜、筋肉の周りの筋膜、皮膚の下の膜など、これらの膜を通じ、組織間液(体液)が往来します。

車や船などの乗り物で体が大きく揺らされると、全身の体液が揺れてしまいます。

三焦経の経絡について

■経絡の場所
腕の外側:三焦経

■滞りと不調の関係
・三焦経に滞りがある→偏頭痛、冷え、吐き気、ホットフラッシュなどの症状が出やすい

この時、普段、三焦経が滞っている人の場合、体液の調節がうまくいけず、めまい、吐き気、頭痛など様々な症状が起きます。

逆に、三焦経の滞りが取れると、体液の調節がスムーズになり、様々な不調の症状が即座に消えます。

この三焦経の滞り状態を診断するポイントの一つは、膝裏にある「委陽(いよう)」というツボです。

「委陽」の場所は膝裏の外側にあります。

次回は三焦経のチェックポイントについてお話しします。ぜひお見逃しなく♪

次回もどうぞお楽しみに♪

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