※20~59歳の日本人女性で、運動不足を自覚している53名を対象に調査。1回60分のLAVAのホットヨガのレッスンを3ヶ月間、週2回受講した場合の結果の平均値。(引用元:2022年6月30日発行 一般社団法人糖化ストレス研究会 Glycative Stress Research 9巻2号「ホットヨガ12週間実施による心身への影響の検証(“in press”)」に掲載)効果には個人差があります。試験期間中は試験に影響する新たなサプリの摂取や運動などを開始しないこと、通常の生活を維持することを管理。
- 研究について
- 【背景】
ヨガは呼吸、ポーズ、瞑想を組み合わせて行うことで、心身に良い効果が得られると一般的に言われています。国連では、新生活様式における国連職員のメンタルヘルスサポートとしてヨガを推奨しており、世界保健機関でも、「身体活動に関するグローバルアクションプラン(Global action plan on physical activity 2018–2030)」において、ヨガを健康改善の手段として、取り挙げています。
しかしながら、ヨガの心理的ケア・リハビリテーションとしての活用に関する研究は多いものの、遺伝子を含む身体的なヨガの作用に関する研究は、世界でも調査数が限られています。また、常温のヨガに、岩盤浴や温泉療法のような温熱療法が加わった位置づけの「ホットヨガ」に関する研究も、まだ十分に為されていません。LAVAは日本最大規模のホットヨガスタジオを展開する企業として、ヨガの効果に関する調査・検証および啓発を行うため、抗加齢医学を専門とする同志社大学大学院の米井嘉一教授と共同で、ホットヨガの心身に与える効果に関する研究を行いました。
【方法】
ホットヨガの心身への各種効果を検証するために、健常かつ普段運動を行っていないと自覚している20歳~59歳までの日本人女性53名を対象に、試験期間中「室温35度前後、湿度60%前後」の環境内で行われる1回60分のホットヨガのレッスンを週2回、12週(3ヶ月間)にかけてモニター調査を行いました。その後、ホットヨガを実施せず日常生活を記録した対照群と比較し、身体に及ぼす影響を検証しています。試験実施前と実施後では、アンケート調査のほか、体構造の全体測定、部位測定、柔軟性測定、皮膚測定、老化関連マーカー測定、ストレス評価、血圧測定、血液生化学検査、血液学的検査などを施行しています。
慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。公益財団法人医食同源生薬研究財団代表理事、日本抗加齢医学会理事、糖化ストレス研究会理事長。
医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。