LAVAコラム

インドから残暑見舞い♪ガンジス河に極楽を感じるワケ

2016/08/22

こんにちは。

ホットヨガスタジオLAVAです。

8月も残すところあと一週間!
ここまでくると、暑~い夏も
なんだか名残惜しく感じられるものですよね...。

そこで本日は、残暑見舞いに代えまして、
暑~い暑~いヨガ発祥の国・インドのリシケシを旅した
LAVA本部スタッフM.O氏による「ガンジス河」レポートをお届け!

読むだけで涼しい気分になれて、ちょっぴり神秘的な発見も♪
ぜひお楽しみくださいませ。

聖なる河のほとりで「これぞガンジス」を体感!

今回、縁あってヨガ発祥の地と言われているインド北部、
ヒマラヤ山脈のふもとにある街、リシケシと、
リシケシの街を流れる聖なる河・母なる河「ガンジス河」を訪ねました。

一口に「ガンジス河」と言っても、ヒマラヤ山脈のふもとから
インドの東側を流れて、最終的にはバングラデシュまで
約2,525 kmにも及ぶ長い長い河のため、
訪れる場所によって、風景や水の色、名前なども変わっていきます。

リシケシにはインドの首都・デリーから

インド国内船の飛行機で1時間、デラドゥン空港へ向かい、
そこから車で1時間程度で到着します。

リシケシを流れる「ガンジス河」は、
ヒマラヤ山脈から流れてくる源流に非常に近いため、
水の色は翡翠色というか、青緑のような色をしています。

今回、私達が訪れたのは6月の下旬で、
ちょうど山頂付近では雨季が始まっており
水かさも増え、川の水が少し濁って見えましたが、
いわゆる茶色ではなく、グレーがかった色をしていました。

リシケシの街は、デリーに比べ標高は高いとはいえ、
昼間の気温は35℃~38℃、湿度も高く日差しも強い!
夜になれば多少は涼しいのですが、湿度が高いため、
エアコンがないと体力を消耗する感じもして、
「これぞインドの夏!」といったところ!

お昼ご飯を宿泊先で食べてから川辺まで下りていき、
川面についたのが午後2時頃。
まだ日差しが強く、汗も噴き出てくる状態だったのですが、
川から吹く風はとても心地よく感じました。


そして現地の人たちが祈りを捧げていたり、
沐浴をしている姿をみて
「あー。これこれ、これこそガンジス!」と、
聖なる河を目の前にしてやっと実感することができました。

沐浴で「聖なる河」の恵みを実感...!

私が想像していたよりも水はキレイで、ゴミもなく、
「これなら沐浴できそうだな!」
という印象はあったのですが、やはり・・・

大勢の地元の人、観光客で沐浴場は賑わっていたので、
私達はもう少し上流にある川辺に移動して、
ガンジス河の源流を感じることにしました。

車から降りると、汗が噴き出すような気温なのですが、
川岸に向かい歩いてくとだんだん気温が下がり、
河原にたどり着くと、汗がスッと引いてほっとしました。

「川の中に足を触れてごらん、冷たいよ」と。

オススメされても、最初はちょっと勇気が要ったのですが、
ここなら大丈夫!
足だけならいいかなと、思いきって足を入れてみました。

入れた瞬間、
「わーーーー、冷たーーーーーーい!気持ちいい~!!」

岸部に近い水にも関わらず、水は冷たく(恐らく10℃前後?)
火照ったカラダがどんどん冷やされていき、
足をはじめ全身の疲れ、気だるさが河の中に溶けだしていくよう...!

あまりの気持ちよさにしばらく足をつけていると、
「ここ、リシケシのガンジス河はね、ヒマラヤ山脈から流れてきていて
 とても豊な水質だから、水に触れると、疲れがとれてたりするんだよ。
 カラダにもとても良いんだ」と現地の人が教えてくれました。

なるほど。まさに!このことか―と。

今の時代は電気も通り、少々お金を出せば
クーラー付の部屋に泊まることができ、
暑い夏でも快適に過ごすことができるようになりました。

「極楽極楽~」と感じる心は世界共通♪

とはいえ、まだまだクーラーなどない生活を
している人もたくさんいます。

気温40度を超える生活をせざる負えない人達にとって、
この「ガンジス河」の冷たさは自然の恵みであり、
疲れも取れていくとなると癒しそのもの。

私達が寒い時期に暖かいお風呂や、温泉のお風呂に入って
「極楽極楽...!神様仏様、ありがとうございます。あ~幸せ♪」
なんて思うのと同じように、
暑い夏に「ガンジス河」に入ってカラダを冷まして
「気持ちいい~♪極楽、極楽。
神様、こんなに冷たい水を届けてくれてありがとう!」
と、何か神秘的なものを感じるのも分かる気がする...!

これが母なる河、女神の河、ガンガー(ガンジス河)なのだなあと
私なりに理解しました。


何千万年前からこの河は枯れることなく流れ続け、
乾いた大地に潤いを与え、私達を癒してくれるガンガー。

その川辺にいるだけで、時の流れを忘れてしまうし、
今ここが紀元前なのか、現代なのかも
一瞬分からなくなる感覚もありました。

あっという間に時間が過ぎ、暗くなる前に帰ることに。
ちょっと名残惜しい気もしましたが、
ここに来られたことに感謝し、
その思いをガンガーに告げて、車へ戻っていきました。

もちろん、川から離れると再び私たちの首元には
じわっと汗が噴き出てきて、
暑さが私達を現実世界に連れ戻してくれました。

インド国民はもちろん、世界中の人を魅了する「ガンジス河」。
機会があれば皆さまもぜひ訪れてみてください。

きっと何かを感じるはずです...!

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